資金繰りが心配されるテスラ
テスラが取引先の部品メーカーに対して既に支払い済みの代金の一部を返却を要求している事がWall Street Journalの調べで明らかになり資金繰りが心配されている。
Tesla will need to pay down a $230 million convertible bond this November if its stock doesn’t reach a conversion price of $560.64, and a $920 million convertible note next March if the stock doesn’t reach $359.87. Shares closed Friday at $313.58, and are down about 4.5% over the past 12 months.
2018年11月に株価が560.64ドルの行使価格を上回らないと転換社債型新株予約券付き社債2億3000万ドルが必要になる。先週金曜日のテスラ株の引け値は313.58ドルであり、行使価格まで78%も株価が上昇する必要がある。
2018年1-3月期にテスラは
❐五期連続最終赤字、過去最大の7億955万ドルの最終赤字
❐フリーキャッシュフローはマイナス10億5000万ドル
❐2018年3月末時点の手元資金は26億7000万ドル
2018年3月末にムーディーズがグループ全体の長期格付け)を「B2」から「B3」へ格付けに対する見通し(アウトルック)も「安定的」から格付けを引き下げ方向で見直すことになる「ネガティブ」に引き下げ。
2018年4-6月期に生産台数、販売台数ともに過去最高レベルを達成し、モデル3が最多になった。
8月第一週に4-6月期の業績を発表する予定だが、支払い済みの代金をかき集めなければならないほどの大変な事態である事は間違いない。
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